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西海市立 松島小学校閉校コンサート

by staff on 2013/4/10, 水曜日

早苗ネネさん(左)にお礼の気持ちを込めて百人一首を読む児童ら。
長崎新聞 3月14日掲載記事
(クリックで表示)
 

 今月はちょっと趣向を変えて、最近とても心に染みた和歌うたコンサートのお話しをさせて頂きます。

 今年の一月半ばころ、電子メールが届きました。私の和歌うたのCDアルバム “花のいろは” の購入注文でしたが、注文先は長崎県西海市立松島小学校。

 校長先生がラジオからで流れていた私の「和歌うた」をお聞きになり、本校で取り組んでいる百人一首の勉強に活用したいとの教頭先生の添え書きがついてました。

 早速、予備のCDを一枚加えて送ったのですが、数日後に校長先生からお礼のお手紙が届きました。その手紙には可愛い生徒たちの写真と共に、松島小学校が長崎県の西海市にある小さな離島にある小学校で、全校生徒は11名。今年の3月でとうとう閉校してしまう事が書かれていました。そして給食の時間に「花のいろは」のCDを流したところそれまでおしゃべりをしていた子供たちがハッと耳を澄ませて聞いてくれた事も。

 私の中で1994年から4年間 東京都立八丈島定時制高校に通った時の記憶が蘇りました。八丈島は東京から300キロ南にある島です。17歳の高校2年の夏に休学届を出してからじゅん&ネネの仕事が忙しくなり、そのまま学業とは縁のない人生を送っていた私は44歳の時にもう一度勉強をしようとその時住んでいた八丈島の高校に入学しました。

 夜間に通う一年生から四年生までの全校生徒を合わせても、はやはり11~2名だったと覚えています。体育の授業は全校生徒の合同授業でよくバレーボールをしていました。15歳から45歳の私を最年長に先生方まで参加してのアットホームなチームプレイ。4年間の定時制高校体験は私の人生にとっても貴重な思い出でした。その時の記憶がオーバーラップした事もあり、手紙を読んだ私は閉校する前に小学校を訪れて是非子供たちに「和歌うた」のコンサートをプレゼントしたいと思ったのです。その日のうちに校長先生からの手紙を和歌うた実行委員会へ送って事情を説明しました。

 小学校側へ連絡して訪問したいと告げた所、学校側もとても喜んでくださり、スケジュールの調整をして頂いて、3月20日の閉校式よりも一週間前の3月12日にコンサートをする事に決まりました。それも校長先生の提案で「松島小学校閉校和歌うたコンサート」と名付けられて。

 3月11日の夜に博多入りした私は元気いっぱい。12日の当日はよい天気で松島へのフェリーに乗って約15分。船着き場には教頭先生が待っていて下さいました。

 松島は人口600人の小さな島。その島の一番高いところに小学校があり、その体育館でコンサートは行われました。島内の人々もたくさん見に来て下さり、そんな客席の一番前に小さな椅子が11個。子供達のまっすぐなまなざしが歌っている私を見つめていました。この原稿が皆さまの目に届くころ、子供達は毎朝フェリーに乗って、九州大陸?の小学校に通っていることでしょう。あどけない6歳から12歳の子供達の瞳は新しい環境で何を映すのでしょうか。でもあの時、自分をまっすぐに見つめてくれていた22の瞳は、私に生きる活力と未来への希望を与えてくれた様です。

(早苗ネネ♪)

新宿シャンパーニュ ライヴ 次回は4月17日(水) 開場18:30の予定です。
 
新宿シャンパーニュ 電話 03-3354-8540(昼) 03-3354-2002(夜)
新宿一丁目。元新宿厚生年金前。http://www.champagne-live.com/
<早苗ネネ NEWS>
1.スターピープルVOL41から「女性性のパラダイムシフト」というタイトルで連載寄稿しています。

 

早苗ネネさん プロフィール

木々や鳥や魚や精霊…人間以外の存在達との交流が当り前に語れるくらい、いのちのひろがりに気づくと、共に生きている喜びや、苦しみや悲しみにもナイーブになる。

心と野生がひとつながりになると……こんな風に人は年を重ねられる。ひとりひとり、ユニークにもっと自分になれる。

早苗 Nene さんは、そういう人生の先駆者です。 感性を解放しながら、40代で高校生に仲間入り卒業後、マウイのカレッジに留学中、突然半生記が受賞しました。

そんな新たなシーズンを迎えて、今エッセンスを分かち合いたい。

<天性の歌い手>というだけでなく、その存在感、溢れる活性のバイブレーションは、光のシャワーのよう。彼女と語り歌い、魂の成長を旅している現在の、自分の位置を確かめてみませんか?

早苗ネネさんHP

 

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