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楽しい文字の世界(第25回) 繋ぐ

by staff on 2020/12/10, 木曜日

第25回 繋ぐ

書店や家電量販店などでも年賀状本のコーナーが用意され、今年もあっという間に年の瀬を感じる時期になりました。私も宝島社を初めとして計5作品掲載いただいています。一部添付します。書店などに行かれたらどうぞお手に取ってご覧ください。

さて、今年は世界中を未曽有の事態が襲いました。その中で私たち文化人ができることを考え、書に未来への希望を託し、バトンを繋げる「書道チャレンジ」を4月10日にスタートしました。自粛期間中に部屋の中で筆を持ち、それぞれの想いを書にして、SNSに掲載いただきましたが、バトンは各界に届き、海を越えて海外にも及びました。
その感謝の気持ちを込め、「横浜市映像配信プログラム・紅の書 親子書道パフォーマンス」として映像配信しました。揮毫した文字は「繋ぐ connect」

「繋」
旧字体は「?」で、「?」+「殳」+「糸」。
「?」は下部に底袋があり、上部をくくった袋の形で、
「殳」は、それを撃って袋に詰め込む形。
それを紐で懸けることを「?」と言います。
よって繋ぎ止めることもいい、つながる意味へ発展します。

場所は閉館後の象の鼻テラス。
ガラス越しにみなとみらい、赤レンガ倉庫、ベイブリッジなどの夜景が煌めく最高のロケーション。100キロ越えの迫力ある和太鼓の音が響き、スタッフの皆様の妥協なき思いが終結し、撮影は深夜まで及びました。
どうぞご覧ください。

また、1月21日から24日に「横浜市文化芸術関係者向けプログラム・書道チャレンジ作品展」を開催します。
次世代を担う子供達、障害を持ちながら社会参加を目指す方々の作品、書道チャレンジにご参加くださった方々の作品を展示します。少しでも皆様の力になれたら嬉しく思います。

象の鼻テラスで揮毫した約4メートルの作品も展示します。
是非ご来場お待ちしております!

筆者紹介

 
書家名 粟津 紅花 KOUKA AWAZU
本 名 粟津 絵里 ERI AWAZU
略 歴 愛知県生まれ。 横浜市在住。
3歳から筆を持ち、書を学ぶ。
銀行勤務を経て紅花書道塾を主宰して26年。
現在10か所の教室で門下生を指導。
また古典書道の作品制作に加え、店舗ロゴ、商品ロゴ、ポスター等のデザイン書道を手掛ける。
書道パフォーマンス、障害をお持ちの方への書のボランティア指導、セミナー講師などにも力を入れるなど、国内外で幅広く活動中。
読売書法会会員。
謙慎書道会会員。
横浜書人会審査員。
日本デザイン書道作家協会正会員。
カルチャーセンター講師。
著 作 法華経書写書き込み練習帳―釈尊の究極の教え
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