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I love Japan(第12回) 筑波大生が横浜で【温故知新】

by staff on 2017/3/10, 金曜日
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皆さんこんにちは、NPO法人フォーエヴァーグリーンの渡邊です。今年はありがたいことに多種多様なご相談を頂いてます。何が本業だか分からないような状況ですが、色んな仕事が舞い込んできて、それを支えてくださる方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、3/16は商工会議所の展示会にて、横浜市立大学生が企画した商品がいよいよリリースされます!! 本商品は横浜市からもロゴ使用の認可を頂いている、行政からも公共性を認められた商品なのです。
皆々様のお陰で、ここまで辿り着くことができました。改めまして、感謝御礼申し上げます。

横浜市教育委員会では今年度からキャリア教育に力を入れてます。本件を紹介したところ、来年度より、横浜市教育委員会でもこのような取組みに参加したいとのお言葉をいただきました。

「実績が物を言う」ですね。これまで何を提案してもゼンゼン相手にされなかったことが多かったのですが(笑)、やっと目に見える成果が積み上がってきました。これらは本当に小さな一歩の積み重ねでして、今回はその様子をレポートしたいと思います。

今年は年始に横浜市民活動支援センターにて筑波大学生に茶道を披露しました。

今回の【温故知新:環境茶道】にご参加下さったのは以下のお二人と富士通の永島さんの3名です。

  • 生命環境科学研究科・環境科学専攻 遠藤未奈子さん
  • 筑波大学生物資源学類3年生 加反真帆さん

二人とも茶道を環境という目線から解釈することに目を丸くして驚いていましたが、私達のメッセージをストレートにキャッチ。自分達なりのモッタイナイの心で、廃棄されている野菜の有効活用商品開発のアイディア出しに積極的にご参加下さいまして、彼女達から廃棄野菜の活用案が上がってきました。この春から就職なのに、卒論の合間を縫って本当にご苦労様でした。この一歩、それが大きいか、小さきかは別として、この『一歩』を踏み出せる人が本当に少ないんです。遠藤さんをリーダーにした彼女達のグループは、それを踏み出せたことを私はとってもとっても大きく評価しています。0が1になる瞬間を目撃するのはとてもドラマチックで、それが楽しくて私はこの様な活動を続けているのかもしれません。もちろんそのボールをゴールまで蹴り続けるのは、それはそれで大変なことですが、子どもがそれを蹴ったことを、社会はもっともっと評価しても良いのに思います。廃棄野菜有効活用商品開発試食会には成城大学四年生の岩下侑以さんもご参加下さり、以下のレポートが完成しました。是非、皆さんからのご意見を頂けたらと思います。宜しくお願い致します。

また、富士通の永島さんは「川崎しみん資金」という中間支援組織でも活動されており、意気投合して私達フォーエヴァーグリーンのプロデューサーとしても企画制作に参加してもらっています。色んな企業や商工会議所、プロデューサーさん達の元に一緒に突撃しています。

廃棄野菜試食会レポート制作:筑波大学大学院 生命環境科学研究科・環境科学専攻 遠藤未奈子

<本商品のPRポイント>

  1. 野菜不足・健康志向にアプローチ
  2. 地域貢献・食料廃棄へのPR

<ターゲット分析>

(ⅰ)野菜不足・健康志向の層(10~30代独身者・高齢者)
  特徴:幅広い層、絶対数多い
  強み:手軽にとれる、価格+αで地域貢献もできる
  競合:野菜ジュース・サラダ・スムージー

(ⅱ)地域貢献に興味を持つ層(10~50代、社会的意識の高い層、学生や女性など)
  特徴:絶対数は少ない。嗜好とマッチした時の購買力は強い(リピート力高い)
  強み:地域貢献・食品廃棄に関心強い
  競合:(コンビニ利用頻度は低い)農協やオーガニック商品

<商品例・参照レシピ>

  1. 人参入りパンケーキ: https://cookpad.com/recipe/2400881
  2. 小松菜グリーンカレー: https://oceans-nadia.com/user/17/recipe/125412
  3. 小松菜入りグラタン: https://cookpad.com/recipe/26972
  4. スムージー(ミキサーがなかったので、作成できず)

<試食感想>

  1. 人参感はあまりなかったが、万人受けしそう。全粒粉・ブランなどを使用するとよりヘルシーになりそう。既存の菓子パンは、ヘルシー志向のものがあまりないので、住み分けはできそう。
  2. 小松菜はパウダー状のほうがおいしそう(今回は微塵切で作ったが本来はフードプロセッサーで作成)。エスニックフードは近年人気を集めており、根強いファンがいる様子。日清のカップラーメンなどもアジアンテイストが人気を博している。
  3. 小松菜がしっかりとれる感がある。マカロニを入れたら、野菜がよく取れるランチにもなる(スープや副菜タイプだと、買うタイミングが難しい?)。
  4. コンビニ各社がこぞってスムージーの種類を増やしているところを見ると、期待できそう。
    http://wol.nikkeibp.co.jp/atcl/column…
    箸を使う食物だと、食べられるシチュエーションが限定されるが、いつでも手軽に買える (ⅱ) に効果的にPRできる。

廃棄野菜試食会レポート・写真: 筑波大学 遠藤未奈子
文章: 渡邊圭
NPO法人フォーエヴァーグリーン
Email: info@forever-green.jp
URL: http://www.forever-green.jp/

筆者紹介

渡邊圭(わたなべ けい)

アーティストとしてアメリカで勝負しようとしていた自分が、マーケティングとして、最初にしなければならなかったことは、日本人が何を美しいと想い歴史を重ねてきたのかを知ることだったのだ!と思うと、目から鱗が落ちる気分でした。そして、学んだ「茶の湯」の世界観の精神性の高さと、何を美しいのかと定義する独自性、その茶道の在るべき姿とは、途方もなく美しかった、、、こんな芸術があったのか!と、感動を禁じ得ませんでした。その後、自国の文化に自信を持てた時、世界の誰にも負けない物を持っていると心から思えた時、それはどんな励ましの声よりも私の心を強くしました。それはそうでしょう「世界の誰にも負けない」なんて気持ちでいられたら、こんなに心強いものなんてないですよね。

この経験は、帰国後の私に大きな示唆を産みます。そんな目線で地球儀を眺めたことなんかなかったからです。「日本人として、世界に何を訴えるか。」きっと我々にしか出来ない仕事/提案があるに違いないと確信しました。私は日本文化の特性を分析していくうちに、それが世界的大きなニーズに当てはまることを発見したのです。その可能性を考えると、ワクワクします。

 

 

 

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