2022年1月 三ツ池だより 「ゆっくりつないでいく」
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
人は何を持って、己の立場をしっかり保っていくのか。己は己であり、他人は他人である。そしてそれぞれに自分を持っている。他人も己で生きている。さらに己と己の間を行き来している。人は一人ではなく、お互いで生きており、己と己をつないで生きている。
「なぜ書く」 けんじ
最初は100詩まで
すぐに1000詩までと決めて
そして今830詩になる
なぜ書くのか
書きたかったから
詩を自分のものにしたかったから
表現することで何かが見えるのではと
詩をわがものに出来たらいいなあとも
人生とは足跡をつけていくこと
詩はポエム
詩はリズム
詩は叫び
書くことが喜びであり
書くことで今がわかる
書くことは生きること
2022年の干支は「壬寅(みずのえとら)」で、今年の進む道を書き出してみました。
み 未来に向かって己をしっかり律し、立てていく
挑戦していく
ず ずっとおもっていたことを表していく
自分の想いを外に向かって表現していく
の 登る道を一歩ずつしっかりと
下りる道はおだやかにやさしく
え えらぶらず、遠慮せず
思いのままにそして気も使い
と 永久の道・計量の道を
大切にしていく
ら 楽あれば苦あり、苦あれば楽あり
駱駝のようにあせらずにゆっくりと歩んでいく
今年こそと思うこともあるに違いない。いや、取組を続けていくことに思いをはせていく。「工夫して進んで行く」ということであろうか。
「言葉の力」 けんじ
会話の中に
あとで挟み込む言葉が
響いてくる
実情の報告のなかに
実際を表す言葉が
はさみこまれてくる
何かわからないが
私たち自身が豊な気持ちに
なってくるという感じ
実情はどうなのか
実際の方がいかばかり
豊かに進んでいるというのか
人が生きて死ぬということの意味を
日本人は忘れているんじゃないかと
中村哲さんは感じていると書かれている
言葉の力とは
ただあるのではなく
生きることの発露なのだ
知ることもそのために生きることも。生きがいは身近な者との会話でもある。必要な食べ物が買えて、必要なところに行ける幸せ、それは生きているから出来ることであり、やったことで物を得られ、食べ得る物との出会いもできる。食べることで自分の生が得られ明日がつくられていきます。自分一人では難しいことでも、まず始めてみよう。知ることで事が進み、やったことで明日が見えてくる。
「詩を書くこと」 けんじ
人は何をすることが
はげみになるのだろう
詩をかくことは
全く自由なのだ
生まれること
死せること
そこに生きている今を
表現できることが嬉しい
死は再生
いつでも再生し詩に向かう
よろこびも喜びも
1文字1文字にこめる
詩を書けることが
こんなにも幸せな時間になるとは
ありがとう今日に
そしてまた明日に
人を信じられるか、と問うてみた。信は人と言、分かり合えること。風車が回っている。大空にゆっくりと。信は信じること、信じあえつながっていること。無視するのではなく、言葉を交わし合うことなのだ。千葉に午後行くことがあった。どう連絡しようかと思ってコンビニに駐車したら、仲間の車が2台先に停車していた。不思議なことだった。待ち合わせしたわけではないのに、目的地の近くのコンビニで食事をしていたのだ。「ここは現場から一番近い所なんですよ。」信じられる仲間がいることが有難い。
「虎が来る」 けんじ
厳しい丑の年の
年末を過ごした
この一年コロナで苦しかった
特別な外出を控えた年だった
虎の干支を見て
新しい年が呼んでいる
猛々しい新な年を迎えた
どんな貴重な出来事が起こるのか
1000詩チャレンジは達成しているだろうか
詩を楽しみ書もたのしめたらいいな
厳しいが楽しみもある虎年を迎えて
ノートに詩を書きとめた
「壬寅は厳しい冬を越えて、芽吹き始め、新しい成長のもとになるイメージです。」しっかりと前を見つめてすすんでまいりましょう。
「新しい年のはじめ」 けんじ
あ あけましておめでとう
た たくましくありたいとの思い
ら 螺旋階段をのぼりながら
し 幸せって何かを探りながら
い いつもの道を歩いていく
と 年の初めの祈りを
し していく
の ノートに書いていく
は はるか先のことでなく
じ 自分の今まで歩いてきた道に
め 目覚めの種を
に にじませていく
い いろいろの想いを整理し
や やさしく、なげださず、続けていく
さ ささやかな思いであっても
か かねてからの想いをしっかりと持ち
に 逃げ出さずに行動していくのだ
自分の今まで歩いてきた道に、「目覚めの種」をにじませていく。いろいろの想いを整理し、やさしく、逃げ出さず、続けていく。ささやかな思いであっても、かねてからの想いをしっかりと持ち、逃げ出さずに行動していくのだ。
Photos
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(文・写真:横須賀 健治)
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