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ハチゴロウの鳥撮り日記 第31回「迷い鳥 ノハラツグミ 北海道/札幌市」

by staff on 2023/3/10, 金曜日

第31回 迷い鳥 ノハラツグミ 北海道/札幌市

2023年1月26日から31日まで6日間、北海道札幌で鳥撮りしていました。帰宅して写真整理していると、珍しい野鳥が写っている画像を見つけました。

 

白樺林の木の枝にとまっているのは、ノハラツグミです。ノハラツグミはロシア中央部から西で繁殖し、ヨーロッパ方面に生息しているツグミの仲間です。日本国内での観察例が少なく、迷鳥です。
ノハラツグミはスズメ目ヒタキ科ツグミ属の鳥です。体長は26cmほどでツグミよりも少し大きめです。
オスとメスの体の色は同じです。嘴は黄色で先端が黒いです。

札幌の公園で、『ノハラツグミが来ている!』と聞いてはいたのですが、初めて聞く野鳥の名前で、飛来してくるツグミの数が多いため、撮影中にノハラツグミを見たという認識はありませんでした。もちろん撮影した記憶もありません。
珍しい迷鳥を撮影できたのは嬉しいのですが、撮影したことに記憶がなかったので、複雑な心境です。
ま、よくあることですが(認知症かも・・・)。

 

チョット、トリミングしてみました。胸元は橙色みがあり、顔は灰色っぽいですね。
頭部から背にかけて灰色です。

 

次の写真は普通の「ツグミ」です。体長は24cmくらい。10月頃、シベリアから越冬のため日本に飛来する冬鳥です。日本に着くと群れを解き、全国に散らばって生息し、3月半ば頃に再び群れて北に帰ります。

 

 

ツグミがナナカマドの実を食べています。
黒褐色、褐色、白・・・とシックな模様の羽根を持つお洒落な鳥です。

ツグミはシベリア中部で繁殖します。日本では繁殖しないためさえずりません。鳴かない(口をつぐんでいる)ことからツグミと呼ばれるようになったようです。

野鳥保護法により保護鳥となり、捕獲は禁止されましたが、昭和40年ころまでカスミ網をつかって食用のための密猟が行われていました。

さて、ヨコハマNOWが5月号で休刊になります。
鳥撮り日記は隔月で奇数月に横浜市で見られる野鳥から、北は北海道、南は沖縄まで日本全国に生息する野鳥をご紹介してきました。
5月号が最終回です。最終回は初心に帰って再び横浜に戻ろうかと思います。

筆者紹介

 
本 名 樋口 幸春 (ひぐち ゆきはる)
略 歴 1950年6月、母の実家の東京都中野で生まれ、横浜市南区万世町で育ちました。現在は帷子川近くの保土ヶ谷区西谷町で生活しています。
県立高校の電子科を卒業し、計算機の保守サービスの仕事を約10年間従事しました。
1970年後半になると、公共の上下水道プラントシステムが計算機により制御されるようになってきたので、それらの設備の現地試験調整する部門に転籍しました。
2003年に早期退職し、アルバイトをするようになりました。この頃、近くの公園にカワセミがいることを知りました。自由な時間が増えたので、頻繁にカワセミを撮影するようになりました。
昔から鉄道を撮影していたので、カメラは持っていました。そのうちにカワセミ以外の野鳥にも興味を持つようになりました。
今では、年に数回、北海道や沖縄で、野鳥を撮影しています。
ブログ 八五郎の思い出写真館
https://hachi1926.seesaa.net/

 

 

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ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
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