2015年3月 三ツ池だより 「風に立つライオンでありたい!」
Coffeeの看板に誘われてオムライスをたのんだ。ここは京都だけど、言葉が以外に普通の言葉だった。あたりまえなのかもしれない。お年寄りが一人来て、また一人ときて、楕円形の大きな10くらい椅子のあるテーブルに座った。運ばれたオムレツはメニューどおりの「とろとろふわふわのオムライス」でとても口当たりもよく、おいしかった。もちろん珈琲は正統なコクのある、それでいて、飲みやすく美味しく、ゆっくり味わいながら飲めた。 ここは京都「東寺」の駅を降りて、東寺に向かう中間くらいの道沿いのお店だった。
「いろは曼荼羅」に挑戦しているので、曼荼羅図といえば東寺なので、お参りに訪れたいと思っていたら、京都で計量の大会があり実現した。大日如来像に両の手を合わせ世の中の平安を祈り、薬師如来像に皆の幸せを祈った。
においやさしき
東寺の庭の赤い梅
吾いろはまんだらの
道を歩む
白い梅も咲き
赤い蕾も点在
黄金のような
黄緑色の梅の枝の蕾
ゆったりとした時間と
空間の遠くに
五重塔が
雲のまにまに浮かぶ
春の俳句をみてみます。
少しさみしすぎるかもしれない。
春の匂いといったらどんなものになるのだろう。
陽射しそのものが少し匂うようにもなりそうだ。
匂うようなといえば梅なのだろう。
満開の梅を眺めていると、なにか心の中にふつふつとわきでてくるものを感じる。長い冬を越えて、じっと培ってきたものを発揮するとき、いよいよこれからだとの思いだ。
様々にニュースが飛び込んでくる。
こんなにも世の中が荒んでいるのかと思うようなことの連続である。
あいかわらずの他国とくらべての自殺の多さもある。
日本は好い国だと言われているが、マザーテレサがいった言葉を思い出す。
「東京は貧しいところ。一人孤独で過ごしているひとのなんと多いことか。」
3月は卒業の月である。卒業とは新しい旅立ちだ。今の日本だからできることがある。日本は祈りの国である。祈ることをもっと大事にしたい。幼い頃、健やかな成長をいのられていなかったのだろうか? こうなりたい、こうなってほしいと思うことはなかったのだろうか。そんな余裕はなかったと言われるのだろうか。
子に対して祈ること
親に対して祈ること
社員に対して祈ること
会社に対して祈ること
他人の幸せを祈ること
自分の存在に目を向けて祈ること
それらを、口に出していくことが必要なのだ。
誰かが見ていてくれるだけでは足りないのでないか。
3月は卒業の時
卒業は新しい旅立ちの時
風にたつライオンのような指導者が求められる。
愛情があるからこそ突き落す行為のあり方が見直される。
「勇気こそ地の塩なれや梅真白」の句をもう一度味わってみるのも面白い。
塩は自然界で循環しているのですという話も聞いた。
必ずやどこかに起因、原因することある。
勇気をもって踏み出していくのだ。
Photos
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(文・写真:横須賀 健治)
横須賀 健治プロフィール
メジャーテックツルミ 代表取締役
はかることのプロとして50年です。
食品の放射能測定のアークメジャーを設立しました。
「計量から見える幸せ」をライフワークにしています。
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