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僕にとっての横浜は「未来へ笑がおをつなぐ街」。絵本作家の保科琢音さん

by staff on 2015/12/10, 木曜日

三ツ沢下町の駅から坂を登り切った所に「おかげさま亭」の看板が見えてきます。食堂ではないし、何をする所なのだろうと覗いてみると、子育て中のお母さん達が集まっておしゃべりをしたり、未就学の子ども達が思い思いに遊んでいます。しばらくすると「絵本と紙芝居を読むけど聞く~?」と声がしました。私も入ってみる事にしました。

絵本作家の保科琢音さん絵本作家の保科琢音さん  
お名前 保科 琢音(ほしな たくお)
ご年齢 1983年9月生まれ
お住まい 生まれたのは保土ヶ谷区
現在は神奈川区在住
ご家族 奥様 娘さん
お仕事
  • 絵本作家
  • 紙芝居作家
  • 落語家&漫才師
HP ehonsakka-hoshinatakuo.net
ご趣味 サッカー・ボクシング・落語

「あっかんべー」から『読絵ん会(どくえんかい)』の始まりです。

「さぁ絵本と紙芝居を読むよ~!!」と大きな声が響きます。今まで、あちこちで遊んでいた子ども達が集まり出します。「何の絵本がいい?」の、問いかけに子ども達が、「赤オニさんのがいい」「あっかんべー」と、こたえています。

子ども達が静かに聞き入る「読み聞かせ」ではありません。保科さんのは「読み笑わせ」。子ども達が声を出して「読絵ん会」に参加しています。本当に楽しそうです。お母さん達も笑っています。笑い声が溢れる「読絵ん会」です。この「読絵ん会」を毎週水曜日に三ツ沢下町の『おかげさま亭』で行っているのが絵本作家の保科琢音さんです。

保科さんの『読絵ん会(どくえんかい)』の様子を動画でご覧ください。

子どもの頃から自信過剰でした。

保科さんは1983年9月生まれ、高校生まで保土ヶ谷区に住んでいました。「どちらかと言うと、今とは違って物凄く人見知りでした。」と、子どもの頃を振り返ります。「どういう訳だか大人の言う事をあまり信じていなくて、子どもだからと嘘を言われているような気がしていた。」と、ちょっと大人びた「変わった子ども」だったようです。

子どもの頃は、あまり褒めてもらった記憶が無い。だから、「自分が一番、自分の事を信じていましたね。」それもあってか、「自分でやる事は自分で決めた事、自分で出来ると思ったのだから、出来ない訳が無い。」「知らない事や分からない事はあるけど、出来ない事は何も無い、そう思っていました。」すると、それなりに何とか出来てしまう。だから人に何かを教わるのが苦手だっだ。「ようは人の忠告を聞かない、イヤな子でしたね。」(笑)
「でも自信過剰っていうのは、自分を信じて行動する事、だと思っています。」

「絵本作家になる!」きっかけは絵画コンクール

小学一年生の時、絵で賞を貰いました。初めて周りにすごく褒められた。子どもだから単純に絵を描く事が好きになりました。
高校を卒業したらすぐに働きたくて工業高校に入学。サッカーなど夢中になるものがあり、すっかり絵を描く事は意識から抜けていたのですが、高校三年の三者面談で将来の事を聞かれ、『絵本作家になる』と、初めて声に出して言った。担任と母親はビックリしていましたね。
「絵を描くだけの人」にはなりたくなかった。物語と絵を合わせ表現できる「絵本作家」に初めからなろうと決めていました。

普通なら美大やイラストレーターの専門学校に行くのでしょうが、「普通が嫌」で、まずはサラリーマンになろうと思いました。「男として一度は社会にでて、スーツを着て営業を経験しないと。」って真面目に思ってましたから。それでも少しでも絵本に近い仕事を探して、出版社の広告を取る仕事に就きました。

会社が新宿にあったので、繁華街の営業は知らない世界を覗けて楽しかったですね。飲食店や遊技場、金融関係の会社へ営業していくなかで「いい意味で怖い物が無くなった。あの仕事のお陰で肝が据わったと思います。」
広告の依頼元からは、結構可愛がってもらえていて、営業成績も良かった。

絵本作家になるための道 国家資格を取る?

「絵を描くための勉強なんて必要ない。その代わり絵本は今のうちにたくさん読んでおこう。」そう思い、もう少し「絵本」に近い仕事を考え、本屋に勤めるか図書館に勤めるか悩みました。図書館にはそれまでほとんど行った事が無かったので、図書館で働くには国家資格が必要だと、このとき初めて知りました。
普通なら資格の必要ない本屋に勤めるでしょう? でも「普通が嫌」だから、国家資格を取るために大阪で一人暮らしを始めました。なぜ大阪? その時に申込が間に合う司書補講習の大学が大阪だったから。後、面白いお笑い番組もいっぱい見れるかなと。(笑)

大阪では月曜日から金曜日まで大学で勉強、休みの土日は図書館で実習。そんな毎日でお笑い番組を見てる暇もない。とにかく、それまで図書館に行った事も無い訳だから、本の分類も何の事だかサッパリ。初歩的な事から全て覚える必要がありました。でも、子どもの頃からの「自分がやると決めた事だから、出来ない訳が無い」という自信過剰も手伝って、無事に司書補の資格を得る事が出来ました。

絵本作家になるための道 図書館勤め?

図書館の求人倍率はどこも高く、自分が選ばれたのは幸運でした。図書館は結構体力を使う仕事ですから、それで少ない男性が選ばれたのかもしれませんね。

2004年から渋谷区の公共図書館で働く事になりました。渋谷の図書館には6年間勤めますが、通勤時間等を利用して、絵本や児童書をとにかく読みあさりました。「図書館で働いていた間、1万冊以上は読んだと思います。」
図書館では職員が「読み聞かせ」や「素話(すばなし)」を館内や小学校等で行います。素話を面白いと感じた事がなかったので「落語をやります!」と、趣味で聞いていた落語を演じました。これが子ども達に「結構ウケた。」それが気持ちよくて、落語を独学で稽古するようになりました。

絵本作家になるための道 落語家になる?

地元の横浜市で図書館職員の募集があり応募、求人倍率は70倍以上でしたが、またまた幸運にも勤められる事になりました。2011年の事です。
ここで、創立40年以上の歴史がある「横浜市職員落語愛好会」に入会します。
2年後の2013年には落語愛好会の二代目会長に就任しました。
「絵書家筆之輔(えかきやふでのすけ)」の高座名で落語家の活動をしています。現在は落語の他に、漫才コンビ「ワンダフルワンダ」として漫才もやっています。出前落語で各地の町内会や公共施設、福祉施設等で公演活動を行っています。また年に2回、横浜にぎわい座で落語の会も行っています。

落語ご依頼やお問合せはホームページから承っております。
ehonsakka-hoshinatakuo.net

絵本作家 保科琢音とおかげさま亭

保科さんは2013年には念願の絵本「あっかんべー」を出版されました。娘さんが1歳のお誕生日を迎える前月の事。出来たてほやほやの絵本を初めて読んでもらえたのは、娘さんでした。

絵本「あっかんべー」
絵本「あっかんべー」

娘さんには障害があります。「大好きな娘のそばにいよう。」と2014年に10年間続けてきた図書館の仕事を辞めました。「かみさんは今の仕事が天職、自分は絵本作家になるのであって、図書館で働いていたい訳では無かったから。」と、保科さんは言います。でも、きっとそこには人に言えない葛藤も多くあったのだと思います。
「これで腹をくくって、娘とかみさんを幸せに出来る。」「自分が日本一の絵本作家になる事が、二人を幸せにする一番の方法だと信じています。」との力強い言葉に感動しました。

「おかげさま亭」は、NPO法人横浜ひと・まち・くらし研究会が、神奈川区から「楽しい子育てLifeを発信しましょう!」と地域のお母さん達と協力して行う「子育て支援活動」です。
絵本作家の保科琢音さんに総合プロデュースを依頼し、毎週水曜日の10:00~15:00に子育て広場として開放され、保科さんの「読絵ん会」も行われています。
NPO法人横浜ひと・まち・くらし研究会のHP:http://npo-ycl.com/

「おかげさま亭」というの名前の由来には...
子育ては一人じゃない、子育てを「辛い」と周りが思わせちゃ駄目、大人たちや地域の人たちの「お陰様で」子育を「面白い」に変えられる。
子どもを笑顔にするための術を、大人や地域の人達は必ず持っているはず、そんな子ども達を笑顔にする術を、みんなに活かしてもらおう。
どんな世代の人も、どんな立場の人も、笑顔になりたい気持ちは一緒。みんなが一緒になって笑顔になれる場所、それが一番身近な本当の「夢の国」になる。
そんな保科さんの理念が込められています。

「おかげさま亭」の看板も絵本作家の保科琢音さんがデザインをして、看板業を営んでいるお父さんに製作を依頼しました。「息子さんのデザインで看板を作る事になって、お父様は喜ばれたのではないですか?」との問いに「いやぁ~ 何にも言いませんでしたよ。」と、照れるように笑った保科さん。きっとお父さんも笑顔だった事でしょう。

おかげさま亭外観
おかげさま亭外観

おかげさま亭の連絡先
〒221-0852 横浜市神奈川区三ツ沢下町32-30 ガーデンパレス1F TEL:045-594-7359

おかげさま亭へ遊びに、そして笑いに来て!

おかげさま亭では毎週水曜日に「子育て広場」として10:00~15:00に開放しています。神奈川区で活躍する「地区わJOB」のお母さん達も毎回お手伝いに入ってくれています。

2015年12月16日水曜日は「おかげさま亭クリスマスパーティー」が開催されます。「読絵ん会」も特別に「クリスマス版」となっています。何か楽しい事がおきそうです。施設利用料は1家族200円です。

2015年12月19日土曜日の13:30~14:30は、おかげさま亭にて初の落語会。落語家 絵書家筆之輔ひとり落語会「一筆入魂」が開催されます。落語二席で木戸銭は500円です。中学生以下は無料です。

「おかげさま亭ではこれから、楽しい企画、面白い企画をどんどんと始めていきます。是非是非、ご期待ください!」

おかげさま亭イベントチラシ
おかげさま亭イベントチラシをダウンロード(PDF)

おかげさま亭の連絡先
〒221-0852 横浜市神奈川区三ツ沢下町32-30 ガーデンパレス1F TEL:045-594-7359

絵本作家 保科琢音さんにとっての横浜は?

僕にとっての横浜は「未来へ笑がおをつなぐ街」です。

保科琢音さんフォトギャラリー

(画像をクリックすると拡大写真を表示します)

   
   
   
   

落語ご依頼やお問合せはホームページから承っております。
ehonsakka-hoshinatakuo.net

(インタビュー:高野慈子)

 

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