書評 「自分をちょっと休めるコツ」 大和出版 川村妙慶 著
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ちょっと休みたいなと思った時に手に取ってみた本です。
「がんばりが空回りしているあなたへ」「上手に息抜きできてますか?」
ここに来ると私のためにかかれたのかなと思ってしまうほどだった。
「キティちゃんに口が描かれていないのは、時に笑ってみえたり、時には泣いてみえたり、と見る人の気持ちによって表情が変わるというのが狙いだそうです。こちらの気持ちを受け入れてくれる優しさが感じられるキティちゃん。」これは“ぬいぐるみを眺める“という処のことです。「ぬいぐるみに話しかけるということは、もう一人の私と会話をしているということです。」
「自分のからだだから何をしてもいいでしょう?というのは違います。あなたの体はあなたのものではないのですよ。ですから、私も毎日お風呂の中で“ありがとう”と思いを込めて体をなでています。」なるほど。先日これから体を大事にしたいとおもって、週一度1万歩は歩こうと歩き始めたら、腿がいたくなった。まず自分のからにありがとうなのだぁ。だから「健康は自分の体の声を聴くことからはじまる。」と言われる。
朝一番に顔を洗うという処で、「洗面とはただ顔の汚れを取るという意味だけではないのです。ただ水を流し放題で顔を洗うのではなく、資源のことを考え、洗面器に水をくんで少量の水で洗う。額、眉、両目、鼻、頬を洗いながらいのちの大切さを知る。また、食事の前に洗面することにより、食に対する感謝の気持ちをもてるようになるのです。生きていくために、また自分を見つめなおすために、大切なことなのです。」
なにか体にずしりと重いものが乗ってきたような錯覚になってきました。
お香を焚く
掃除を楽しむ心地よい音を聞く
深呼吸をする
お茶を飲む
しっかり睡眠をとる
ちょっと休める方法はいくつかある。視点をかえることによって心が休める例を示しておられる。
日の当たらない所に目を向けるというところでは「私は京都住んでいますが、生れは九州です。だからこそ京都の魅力を感じることが出来ます。ずっと住んでいる人にとっては、今さら新しい発見などないようにかんじられるのでしょう。でも、実は長く住んでいるからこそ気づかない京都の魅力もあるのではないか、と私は思っています。“わかっている”つもりで、自分がみのがしているものがあるかもしれない、ということに気づいた時、人生がぱっと明るくなりますよ。」
心に響く言葉を集めるのところでは「私たちは常に、“家庭の悩み” “仕事の悩み” “人間関係の悩み” “金銭の悩み”などがつきまとってきますね。悩めば悩むほど、ますます自分の先行きを不安に思うのではないでしょうか。一休さんの“なんとかなるという意味”は“あなたが心配しているようなことを心配してもどうにもなりませんよ。大丈夫、なんとかなる”という深いお言葉だと思います。」妙慶さんは自分手帳にさまざまなことを書き留めたり、その言葉に対して感じたことを書いておられるということです。
失敗に学ぶというところでは「日頃、がんばっているあなた。でも、“失敗した!“と思うことが続くと、へこんでしまったりもするでしょう。悔しさを何度も経験して、温かさを頂けます。失敗してこそ、そこに学びをいただく、アドバイスもいただく、私のことを心配してもらっていることを知る。これが温かさです。さあ、今日もすべてからまなびましょう。」
と「すべてが学びになり、ムダなことは一つもない」と話されます。
そうだ「意味のないことをやってみる」あてがはづれることで何か新しいものを噛ん鶴のではないか?と思ったことがある。意図的に役に立たないことをするとしたらなにができるのだろう!
妙慶さんは人生はあみだくじと言っておられる。「考えすぎて疲れた、日々が忙しすぎて疲れた、そんなあなたあみだくじでもひいてみませんか?」と。自分で表をつくるのです。辿り着く所は6か所です。「一日休む」「新しいことにチャレンジ!」「お茶をする」「散歩にでかける」「今日はやめておく」「寝る」心も体もスッキリするかも?ですって。
(文:横須賀 健治)
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