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書評 「希望をはこぶ人」 ダイヤモンド社 アンディ・アンドルーズ 著

by staff on 2016/9/10, 土曜日
 
タイトル 希望をはこぶ人
単行本 240ページ
出版社 ダイヤモンド社 (2011/4/15)
ISBN-10 4478014825
ISBN-13 978-4478014820
発売日 2011/4/15
購入 Amazonで購入

「不安や悲しみを感じたら 見方を少し変えてごらん。君の人生は動きだすよ。」という帯の文字に惹かれて手に取ってしまった。人は一日に一度どこかで不安や悲しみを感じているから。いや私だけなのかもしれない。そして青い表紙の色が私をとりこにしたこともあった。

「必要だと思っているものに意識を向けると、ますます必要性が増える。つまり、自分がもっていないものに意識を集中すると、自分がもっていないことを忘れていたほかのものにまで意識をむけることになり、さらに気分が悪くなるということさ。失ったものに意識をむけると、ますます多くを失うことになる。逆に、感謝に満ちた物の見方は、人生に幸せと豊かさをもたらすんだ」

「考えてごらん。幸せでわくわくしている人がいると、まわりの人も楽しい気分になる。そうだね?」「よりいっそう多くの機会と励ましを得て、どんどん成功するんだ」

「このことは逆もまた真なりだ。ひねくれた姿勢で不平を口にし、相手を不愉快にするから、機会と励ましが得られなくなる。機会と励ましが得られなければ人生はどんどん悪くなる」 ジーンとジョーンズの会話で始まる。

「ジョーンズを知ってるかい」 「ああ、でも彼はゴルフをするわけじゃない。ただあたりをぶらぶらして人に話しかけるだけさ。レストランの中とかグリーンの上とか、そういうところで誰かと話込んでる。どこで寝泊まりしているのかはわからない。そもそも寝てるのかな。このあたりで寝ているのは一度もみたことがないからね。」

ジョーンズは不思議な人だと思われている。それでいてとても歓迎されているのだ。
「気にならないどころか、どうしたらジョーンズにずっとここにいてもらえるか考えている所だよ。彼と話した後、若者たちがとても嬉しそうにしてるんだ。急に別人のように生き生きして、てきぱきはたらくんだよ。息子によると、ジョーンズはいろんなアドバイスをしてくれるらしい。ちょっとしたことらしいが、そのとおりするとうまくいくそうだ。」

結婚についての相談のことがあった。ジョーンズは、なぜ人は結婚すると思うかとと尋ねる。そして答えるのだ。いずれ性的魅力に気をとられなくなったとき、我慢していることが“それでもいいんだろうか”と思うようになってくる。結婚する相手かどうか迷っている時、相手の人をどう判断するかは、“ガールフレンドが君の友人を好いてくれか”どうかってことも重要だともいう。

この本は物語風にできあがっているが、実際はテーマごと項目を立てて進んでいく「老いと使命」の章がある。

「深呼吸して」  「さぁ。大きく息を吸ってーーはいて」
何かわかりましたかとジョーンズは尋ねた。呼吸しているということは生きているということ。それに気づくことが、自分が今ここに存在するという、ありのままの真実に近づく第一歩です。あなたが呼吸していること自体が、生きているという絶対的な心理を証明しているのです。したがって、人生で最悪の時期だと思うときでも、まだまだ希望をもてるということですよと話す。

「呼吸しているということは、まだ生きているということ。まだ生きているということは、まだ地球上にいるということ。まだ地球上にいるということは、生まれてきた目的をまだ果たし終えていないということです。生れてきた目的をまだ果たし終えていないということは、人生の目的がまだ残っているということ。人生の目的がまだ残っているということは、人生で最も重要な時期がこれから訪れるということ。人生で最も重要な時期がこれから訪れるということはまだ希望がもてるということ。人生で最も需要な時期がこれから訪れるのなら、たとえ今がどんなにつらくても、将来、もっと笑い、もっと成功を収め、もっと多くの子供達に何かを伝え、もっと多くの友人と触れ合えると信じられるはずです。それがもっと多くのことを期待できる希望の証です。」このことに気づいて新しく歩みだした人は多くの人に影響をあたえるのだった。

「傲慢と改心」の項がある。望遠鏡の話をしている。そして「大きなことは小さなことから起こるのだから、小さなことをゆるがせにしてはいけない。」なにか心配事があればその対処をしておく。対処しなくていい理由を考えると、いくらでも出てくる。このちいさな対処をしておくことが大事なのだ。

「懺悔と許し」の項がある。「若者よ、よく聞くんだ。君は何年もかけて自分の評判をつくり上げてきた。評判というのは、その人に対してまわりの人たちが心の中で抱くイメージのことだよ。何年もかかってつくられた評判を覆すのは、ほんの数日でできることじゃない」そして次のように言っている。「赦しというのは、信頼や尊敬とはまったくの別物だよ。赦しとは過去のことにたいするものだが、信頼と尊敬は未来にかんするものだからね。赦しは相手次第であり、君に与えられるものだ。それに対して信頼と尊敬は君次第であり、君が勝ち取るものだ。君にはそれが出来る。奥さんが惚れた男に戻ることを証明すればいいんだよ」

ジョーンズはことの本質を語るために登場する。いつもどこにいるのかわからない。会ったことがあるような、会ったこともないような、気になる人だ。ジョーンズがだれの心のなかにも存在しているのかもしれない。その時の心のなかであらわれて、話を聞いてくれ、話をしてくれるのかもしれない。

ジョーンズは人々にメッセージを残していく。「私が植物の種を残していったのは、まわりの人の心の中にも、よい種を蒔くことを忘れないようにと願うからです。」
植物の種というのは、物の見方という種でもある、というのです。
手元に是非置いてほしい本です。

(文:横須賀 健治)

 

 

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