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I love Japan(第13回) 地域貢献カレー横浜デビュー!

by staff on 2017/4/10, 月曜日
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皆さんこんにちは。NPO法人フォーエヴァーグリーンの渡邊です。新年度が始まりましたね。私達はとってもワクワクしてます。2016年度の沢山の素晴らしい出会いに感謝の気持ちを込めて、新しい年を迎えたいと思います。事業構想をしっかり練り上げてサバイブします。

今回は、私達の環境学習プログラム【温故知新:環境茶道】受講者の、努力の結晶である廃棄野菜を使ったカレーのデビューの様子をレポートします。その檜の舞台は横浜商工会議所さん主催の商談会です。
横浜商工会議所古谷さんに、商談会開催の主旨を伺わせていただいたところ:「本商談会の狙いとして、市内中小・小規模企業サプライヤー様の販路拡大支援をつうじて地域商業の発展を目指す」目的で行われていることをPRしていただければと思います。普段お取引のない企業様と商談する良い機会となりますので、ぜひとも多くの企業様に当事業を知っていただき、新たなビジネスチャンスを掴むきっかけとしていただきたいと思っております。」とのことでした。

こちらは今回で41回目を迎える大変賑やかな催しで、参加者は昨年よりも増えているとのこと。場所は中華街の中心地にあるホール。装飾も豪華な素敵なお部屋でした。ギフトショーの様にブースに人が立ち寄る形式ではなく、時間割がしっかり決まった中でのプレゼンテーションなので、混雑もなく粛々と進むのはとのても快適だったように感じます。ブースを出展していると立ち寄った人にひたすら売り込む形になるので、営業マンの熱気が立ち込める場合が多いのですが(笑)サラっとした雰囲気に感じました。

SOURIN先生は私達の環境学習の看板なので、一緒に足を運んでもらったのですが、着物姿に会場は一段と華やいでいました。また商談会とは言え、私達は商品を売り込んでいる訳ではなく、「この様なコンセプトにご共感いただける方はおりますか?
と訪ねて回る、初めての試みとして参加させてもらいました。きっとどのバイヤー様も「なんだろうこの人達は?」と思われたかと思います。インタビューの結果としては、横浜の方々の社会貢献への意識の高さを肌で感じることが出来、とても良い刺激になりました。

 

某大企業さんでは、丁度、商談会の前日がCSR研修だったこともあり「あなた達とってもタイムリーですよ!」と仰って頂き、驚きました☆ 社会の動きと私達の活動がリンクし始めた様に感じます。

一番驚いたのは、私達の地球温暖化防止のメイン活動である茶道から始まり~日本人のあるべき姿の解説~そこから始まるアクティブラーニングのコンセプト~そして大学生の手によって誕生したレトルトこまつなカレー~この一連のストーリーの説明に「なんで?」「どうして?」という質問を一回も受けなかったことです。どのバイヤー様も「地域貢献はとても大事。」「ALL横浜で取り組んでも良いのでは?」と、快く話を聞いて下さる方ばかりでした。コンセプトへの共感と、私達環境NPOの訴えをしっかりと受け止めようとされる姿勢を持った方が多いというのが、全体の印象です。これってとても素晴らしいことだと思います。当然、環境NPOなんか私達しかいませんし、改めて自分達が新しいフィールド(アウェー)に乗り込んだことを全身で感じました。けど、そんなに構えることもなく、「コレってどこが地域貢献なの?フムフム。あ、なるほどね♪」と、簡単にご理解下さいました。今回のイベントのご担当者の方からも「ちょっと位違ったって良いんじゃないですか?」と仰って頂けたり、皆様とても頭が柔らかいです。また、「デザインがダメだ」ではなく、「こうした方が良いよ」と、その場でアドヴァイスをもらえたり「けど、このアイディアは逆に思いつかないや!(笑)」と、リスペクトがあって簡単に否定したりもしません。双方の意見の押し付け合いではなく、ともてオープンなマインドで会話ができました。横浜はハートがとってもビューティフルな街だと感じました☆
逆に、これまで活動して来た「環境」にせよ、「街作り」にせよガチ社会貢献系の分野の人達の方が、「ソーシャルってこういうもんだ」的な固定観念に染まっていて、CSRとCSVの些細な違いにこだわってみたり、変なルールに縛られている人が沢山いるように思います。公共や教育、福祉、環境などのお仕事は、特に行政の方々が関わっていたりすると公平性とかの制約を求められる場合も有り、保守的で固い世界なのは仕方がありません。それを変えて行こうなんて気はサラサラありませんが、大切なのは結果。イメージに捕らわれて結果が出ない方法を「ルールがあるから」と繰り返すより、少し位逆風があっても、その壁乗り越えて行くことが必要だと、フロアの隅で勝手に納得してしまいました。

今回、私達の立てた目標は間違いないのだと確信した次第です。多少の困難に見舞われても、しっかりこの道を進んで行きたいと強く感じました。

文章: 渡邊圭
NPO法人フォーエヴァーグリーン
Email: info@forever-green.jp
URL: http://www.forever-green.jp/

筆者紹介

渡邊圭(わたなべ けい)

アーティストとしてアメリカで勝負しようとしていた自分が、マーケティングとして、最初にしなければならなかったことは、日本人が何を美しいと想い歴史を重ねてきたのかを知ることだったのだ!と思うと、目から鱗が落ちる気分でした。そして、学んだ「茶の湯」の世界観の精神性の高さと、何を美しいのかと定義する独自性、その茶道の在るべき姿とは、途方もなく美しかった、、、こんな芸術があったのか!と、感動を禁じ得ませんでした。その後、自国の文化に自信を持てた時、世界の誰にも負けない物を持っていると心から思えた時、それはどんな励ましの声よりも私の心を強くしました。それはそうでしょう「世界の誰にも負けない」なんて気持ちでいられたら、こんなに心強いものなんてないですよね。

この経験は、帰国後の私に大きな示唆を産みます。そんな目線で地球儀を眺めたことなんかなかったからです。「日本人として、世界に何を訴えるか。」きっと我々にしか出来ない仕事/提案があるに違いないと確信しました。私は日本文化の特性を分析していくうちに、それが世界的大きなニーズに当てはまることを発見したのです。その可能性を考えると、ワクワクします。

 

 

 

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