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まちづくりの専門家、市民活動のアドバイザー、タウンカフェ運営の先駆者 齋藤保さん

by staff on 2018/1/10, 水曜日
まちづくりの専門家、市民活動のアドバイザー、タウンカフェ運営の先駆者 齋藤保さん
齋藤保さん
 
お名前 齋藤保(さいとうたもつ)
お生まれ 1968年生まれ
ご出身 富山県福野町(現 南砺市)
趣味 アウトドア(スキー・トレッキング・サイクリング)、写真撮影、ひなたぼっ
こ、司会
お仕事 株式会社イータウン 代表取締役
まちづくりフォーラム港南会員
横浜コミュニティカフェネットワーク代表
くらしまちづくりネットワーク横浜代表
認定NPO法人市民セクターよこはま理事
総務省地域力創造アドバイザー
コミュニティビジネス認定アドバイザー/コーディネーター
Web 株式会社イータウン
 http://e-etown.com/
タウンカフェ
 http://www.town-cafe.jp/
横浜コミュニティカフェネットワーク
 https://yokohama-ccn.jimdo.com/
くらしまちづくりネットワーク横浜
 http://blog.canpan.info/kumayoko/
認定NPO法人市民セクターよこはま
 http://shimin-sector.jp/about/

 

若いころからリーダーシップを発揮!

生れたところが豪雪地帯なので、スキーは小さい時からやっていました。
中学校卒業後、富山高専に進学して金属工学を専攻しました。
本来は文系なのにミスマッチでしたね。
高専では寮生活を謳歌し、スキー場やペンションの手伝いなど15種類以上のアルバイトを経験しました。また得意のスキーを活かして、富山高専にスキー部を創設したり、寮の総代として学生をまとめたりと旗振り役でした。新しいことにチャレンジして、仲間とワイワイやるのが大好きでした。

高専卒業後、ワーキングホリデーでニュージーランドに2年間過ごしました。
ニュージーランドでは、日本人向けのトレッキングガイドなどやっていましたね。
帰国後、富山のYMCAに就職して、野外教育のディレクターとしてプログラムを企画し、子供たちを集めて学生ボランティアと一緒にキャンプなどを実施しました。
地域活動やボランティア活動に関心を持つきっかけを作ってくれたのがYMCAでの経験でした。組織づくりの基礎もここで学びました。

野外教育を実践するために山を購入してそこに村を作って、アーティストたちを集めて・・・という壮大な計画を立てました。
そのために家具職人となろうともしましたが・・。結局夢はかなっていないですが、もしかするとタウンカフェがそういった場なのかも。。。

YMCAで知り合った結婚相手が横浜市磯子区の出身で、横浜に移住することになりました。それが1998年ですね。

上大岡のオフィスタワーでITサポートの業務に従事し、子供にも恵まれて穏やかな生活を送っていました。

イータウンを起業!

上大岡の地区再開発で昔からのお店がなくなっていくのを目の当たりにして、このままでいいのかと疑問を持ち始めました。
故郷と違って近所付き合いもないし、子供連れでゆっくり過ごせる店もない・・・

知らないと言う前に、自分たちで情報発信していこうと2000年に会社の同僚と一緒に「まちの情報掲示板」というWebサイトを立ち上げました。このWebサイトは思った以上に反響があり、これはビジネスになるかもしれないと勘違いして(笑)、2002年にイータウンを起業しました。

その当時は、インターネットもそれほど普及していなくて、上大岡周辺のお店の協賛広告がなかなか集まりませんでした。3年間で1000店ほど回ったでしょうか。
毎日営業活動で歩いていると、ポツポツとホームページ制作の仕事が入ってきてそれで何とか会社を継続していくことができました。
あくまでも地域にこだわりたいという想いで、地元の方々のインタビュー記事なども掲載しました。

そうしているうちに商店街やNPO、ボランティア団体の方々とのネットワークができてきました。そして地域住民それぞれが課題を持っているのに、課題を解決するためのコーディネーターとしての機能があまり果たされてないことに疑問を持ち始めました。
地区センターやコミュニティセンター等の公共施設があるのに、市民同士が共感し合う場がないのでは・・・

ちょうどその頃、「上大岡交流交差点」にであったのです。
これは港南区で活動する「まちづくりフォーラム港南」が呼びかけてできた、まちの地域交流拠点に関心を持つ人たちのゆるいグループでした。
市民活動を相互支援するような場が必要だという議論を通して、自分たちの居場所を自分たちで作っていこうとした時期に横浜港南台商店会のwebサイト更新をお手伝いすることになりました。

港南台タウンカフェ開店!

横浜港南台商店会の当時の稲村会長に港南台全体のWebサイトを作りませんかと提案して了承を取り付けたのが、港南台地区に関わるきっかけです。
2005年には港南台商店会の事務局業務をイータウンで請け負うことになり、商店会が発行元になっているタウン誌「ふーのん」の編集も行うようになりました。
稲村会長には本当にお世話になりました。会長がいなかったら商店会の支援がなかったら港南台タウンカフェは開店していなかったと思います。

港南台タウンカフェの看板

今でも思い出すのは、港南台タウンカフェの開店1周年記念のパーティーでの稲村会長の言葉です。「自分は30年間、商売をやってきたけれど、実はこの地区のことを何も知らなかったことがタウンカフェを開店してわかりました。タウンカフェには素晴らしい方々が集まってくださる・・そこに価値があるのです。」

港南台タウンカフェの様子

港南台タウンカフェの宝物は「小箱ショップ」です。
60人を超えるハンドメイドの作家たちの作品を委託販売しています。
「小箱ショップ」は作品の展示販売だけではなく、タウンカフェの集客機能としても大きな役割を果たしています。タウンカフェでは、小箱ショップのオーナーたちのワークショップや教室が頻繁に開催されています。またオーナーたちの交流から生まれた新しい商品もたくさんあります。オーナーたちが中心となってキャンドルナイトなどのイベントも始まりました。

小箱ショップ

※小箱ショップについて
港南台タウンカフェに入るとすぐ目にはいるのが、壁に作られたたくさんの小箱です。自分の作品を見てほしい、買ってほしい作家さんや福祉作業所、事業者の展示・販売を行う「お店」です。

全国から見学者が・・・

タウンカフェ開店から3年間は、毎日お店に出て閉店後から仕事という日々でした。
いろいろな方々にお会いするのが楽しくて・・・睡眠時間を削ることなどは何でもなかったですね。

タウンカフェのオープン直後から、全国各地から視察に来られる方が日々増えていきました。それで視察プログラムを作りました。ボランティアではなく有料化して、見学者のために資料や映像もきちんと作るようになりました。

港南台タウンカフェでの講座

2007年に横浜市経済局がコミュニティビジネス支援事業を始めることになり、「市民セクターよこはま」として協働で実施。私はプロジェクトリーダーに任命され、市民団体の相談を受けたり情報発信をサポートするようになりました。ここでの経験が市民活動やコミュニティビジネスの支援者として私のスキルアップにつながったと思います。

2008年には、「港南台タウンカフェ」は港南区民活動支援センターのブランチとして認定されました。
横浜市内にも子育て等様々な「コミュニティカフェ」が誕生して、そのネットワークつくりにも関わるようになりました。「コミュニティーカフェ」の起業・開業を目指す方々向けの講座も定期的に開催するようになりました。

「巻き込み力」が重要だと仰っていますが・・・

港南台タウンカフェの3周年のパーティーが終わった夜でしょうか・・・
「ここは地域の皆さんのものだ・・自分は使わせてもらっているのだ、ここのオーナーは羨ましいなぁ・・」という不思議な思いが湧いてきました。自分が代表なのにおかしいですね(笑)
常にその時の気持ちを忘れないようにしています。
タウンカフェはずっと続いていってほしいので、多くの人々に関わってもらいたいですね。そのためには、様々な立場の方々と出逢い、共感し合って、仲間になっていく「人を巻き込み力」がとても大切だと考えています。地域のコミュニティースペースとして想いが紡がれていく仕組みづくりを進めていきたいです。

私の原点は、富山県の故郷で幼いころに地域の人たちが助け合って生きていく姿を見てきたことでしょうか。暮らしている地域の中での居場所作りの必要性を痛感しています。

全国各地での講演活動

東日本大震災の支援も続けられていますね・・・

震災地の支援は、小箱ショップのオーナーの一人が手作り募金を始めたのがきっかけです。東日本大震災のときに各団体がバラバラに支援するよりも横浜の各団体が一つになって支援していこうということになりました。

2011年5月の被災地訪問で、甚大な被害を被っていた岩手県大槌町を訪れました。私たちはここを応援していこうと決めて、それから大槌町に関わっています。毎年大槌町を訪れていますが、町民の方々から学ぶことがたくさんあります。
「支援」という一方的な活動ではなくて、私たちは「学び合い」だと思っています。

大槌町での復興支援活動

斉藤さんにとって横浜はどんなところですか・・・

一言でいうと「縁(えにし)」です。
18年間人のご縁で生かしてもらっている。心豊かな方々との出会いがあって、そこからまたご縁をいただいているという想いがあります。

これからはさらに、横浜のコミュニティカフェのネットワークを広げていって、地域内のコーディネート機能を強化したいですね。

私にとって横浜は「縁(えにし)」です

<取材を終えて>

齋藤さんは、経営者、まちづくりの専門家、市民活動のアドバイザー、タウンカフェ運営の先駆者・・・といういくつもの顔を持っている方で、ソーシャルビジネスの実践者として全国的に有名な方です。齋藤さんの活動は広範囲にわたり私の拙い文章では表現しきれないほど奥深いものがあります。物静かな齋藤さんの語りは、人の心を惹きつけ、巻き込み、仲間にしてしまう魔法の力を持っています。
横浜を代表する知識人として今後のご活躍を期待しています。

(インタビュー:渡邊 桃伯子)

 

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