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新元号 令和 に寄せて

by staff on 2019/4/10, 水曜日

新元号「{令和」が4月1日に発表されました。
これから一か月の猶予を持って5月1日からすべての機関が令和時代に突入します。
今月のコラム、私自身はすでに原稿を提出していたのですが、突然新元号が和歌うたの宝庫 万葉集からの出典だと知って この記事に差し替えて頂く事にしました。

万葉集の五巻に お正月の13日 九州の太宰府で開かれた歌会で詠まれた32首の梅花の和歌があり、その序文として書かれた文章から今回の新年号「令和」が引用されました。
その序文は、漢字で書かれているのでここには現代語訳分だけ紹介させていただきます。
以下序文 ブログ「竹取爺と万葉集の勉強」 より抜粋です。
https://blog.goo.ne.jp/taketorinooyaji

 



絵・千絵崇石
 

天平二年正月十三日に、大宰の帥の旅人の宅に集まって、宴会を開いた。(大伴旅人宅)
時期は、初春のよき令月夜で、空気は澄んで風は和ぎ、梅は美女が鏡の前で白粉で装うように花を開き、梅の香りは身を飾った衣に香を薫ませたような匂いを漂わせている。

それだけでなく、曙に染まる嶺に雲が移り行き、松はその枝に羅を掛け、またその枝葉を笠のように傾け、夕べの谷あいには霧が立ち込め、鳥は薄霧に遮られて林の中で迷い鳴く。庭には新蝶が舞ひ、空には故鴈が北に帰る。ここに、天を立派な覆いとし大地を座敷とし、お互いの膝を近づけ酒を酌み交わす。心を通わせて、他人行儀の声を掛け合う言葉を部屋の片隅に忘れ、正しく整えた衿を大自然に向かってくつろげて広げる。淡々と心の趣くままに振る舞い、快くおのおのが満ち足りている。 これを書に表すことが出来ないのなら、どのようにこの感情を表すことが出来るだろう。漢詩に落梅の詩篇がある。感情を表すのに漢詩が作られた昔と和歌の今とで何が違うだろう。よろしく庭の梅を詠んで、いささかの大和歌を作ろうではないか。

 

この時代は中国がお手本で日本の歌を書き写すのに、漢字が当てられていました。遣唐使・遣隋使が海を渡っていた頃です。今、私たちは 明治維新から西洋の文化に触れてその進歩的な合理性にショックを受け、西洋に学び 彼らと同じ様に成ろうと努力をしてきました。それが消費・経済文明の発展となり今に至っているのですが、やっと最近になって 自分達の文化には西洋にはない良きものがあるという事に気が付き始めています。

「令和」と名付けられた年号は、偶然か必然か、万葉集の中でもお手本だった漢詩と和歌を対比させ自分たちの感情を表すのに、カタカナやひらがなへと日本独自の文字文化の目覚めを促し、いささかのやまとうたを作ろう!という内容の序文から出典となりました。

島国という隔離された枠の中で 常に外から入ってくるものを素直に受け入れてそれらと融合して、さらに独自の新しい文化を産みだす。という母性的な性質を持っているのが日本文化です。そして今 明治・大正・昭和・平成を通して受け入れてきた西洋のエッセンスがやっと麹のように熟成されて 新たなる日本独自の文化が 沢山産まれてくる兆しを「令和」という言葉に感じます。  いささかの 和歌うたルネッサンスを 作ろう!

ネネロック<69> 和歌うた BIRTHDAY LIVEのご案内

今年は人生で最後のロックエイジ(69歳)。
今年は私自身のロックスピリッツを生きてみようと思います。
翌年はコッキ―(古希)ポップになってしまうので 今年だけですが。
昔まだ和歌に出会ってなかった20代後半から35歳までの約10年間 私はロックボーカリストとしてディズニーランドや、リッチーブラックモア公演のオープニングアクト等の舞台で歌っていました。音圧の高いロック音楽はもう卒業いたしましたが、私自身の生き方の中にロックスピリッツのエッセンスは今でも脈々と流れています。
“和歌うた” と出会えたのも、そんな私の中にある普通の道とは少しずれた生き方の中での導きだったと思います。
今年は 自分自身の気概をロックと呼んでみたいと思います。
69歳の誕生日 6月15日には(まだ半年もありますが)40年前にロックバンドでよくライブをさせて頂いた原宿クロコダイルにて、和歌うたをロックで歌おうと思っています。
静かなるロック魂をお持ちの方は是非! 見に来てください。
 
<Day>
2019年6月15日
<Live House>
原宿クロコダイル(http://www.crocodile-live.jp/
<Title>
ネネロック<69> 和歌うた BIRTHDAY LIVE ~人生最初で最後のロックエイジだわ!~
<Fee>
前売り(要予約):¥6,900 / 当日:¥9,600
<Performer>
早苗ネネ(和歌うたシンガー)
石間秀機(シターラ)
鮫島秀樹(ベース)
佐藤正治(ドラム)
竹越かずゆき(キーボード&ボーカル)
<問い合わせ>
和歌うた実行委員会(担当:人見)080-6345-4157
<チラシをダウンロード>
NENE ROCKのチラシをダウンロード

(早苗ネネ♪)

 

迎春

 

ネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)を立ち上げました

日本古来の大和ことばで綴られた和歌を現代の調べにのせて歌う「和歌うた」。私 早苗ネネはもう20年近くこの「和歌うた」を歌い続けています。お蔭様で、じゅん&ネネと共に「和歌うた」は私のアーティスト活動の中心軸となり、多くの方々からご支援を賜り各地で和歌うたライブを開かせて頂いております。

この度立ち上げたネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)は、「和歌うた」とHULAや太極拳などの異文化や全国に受け継がれている伝統文化とのコラボレーションをはかります。世界の民族が持つ固有の文化とその文化の根底にある言霊が「和歌うた」と融合することで生まれる新しい表現をみんなで共有する取り組みです。

「和歌うた」のライブは歌い手と聴き手という構図です。ライブ会場はみんなで一体になって盛り上がりますが、歌い手と聴き手という構図は否めないものがありました。ネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)ではワークショップ形式で参加して下さったみなさんと一緒に作品を作り上げていきたいと考えております。みんなで作った作品にはみんなの愛情が込められています。出来上がった作品はみなさんの元気の源の一助になることでしょう。

ネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)Official Website:
nenegoose.love

 

三十六歌仙CDアルバムによせて

 

10代の頃、じゅん&ネネのネネとして歌っていた時、多くの方から「北の政所のねね様と同じ名前ですね」と言われ、歴史上に残る方と同じ名前を頂いた事で直ぐに覚えて頂き、良い事が沢山ありました。時が経ち、50歳を過ぎた頃にやっと自分のライフワークを見つけ、「和歌うた」を歌い続けて13年程に成りますが2014年の京都高台寺音楽祭に出演させて頂いた折に、三十六歌仙が高台寺様に遺されているのを知りました。その時にぜひ三十六歌仙にメロディーを付けて同じ名前のねね様に奉納したいとの思いを抱き、2015年9月6日、ねね様のご命日に発表させて頂く事に成りました。

和歌のアルバムとしては10年ぶりでやっと二枚目アルバムです。一枚目のアルバム「花のいろは」は蟠龍寺スタジオの仲間に助けられて生まれました。そして今回のアルバムも製作費は今まで私の和歌うたを聞いて応援して下さった方々のご支援で賄われています。暗中模索と無我夢中で今までよろよろと歩いてきましたが、そんな私を支えてくれる大きな愛情に気が付いて、なんて幸せ者なのかしらと思います。有難うございます。これからも自分の道を信じて歩いてゆきます。

早苗ネネ/京都・高台寺 北の政所・ねねさまに捧げる三十六歌仙 『和歌うた』CDアルバムは、 ヨコハマNOWオンラインショップ で販売しております。

 

早苗ネネさん 和歌うたLIVE

 

早苗ネネさん プロフィール

木々や鳥や魚や精霊…人間以外の存在達との交流が当り前に語れるくらい、いのちのひろがりに気づくと、共に生きている喜びや、苦しみや悲しみにもナイーブになる。

心と野生がひとつながりになると……こんな風に人は年を重ねられる。ひとりひとり、ユニークにもっと自分になれる。

早苗 Nene さんは、そういう人生の先駆者です。 感性を解放しながら、40代で高校生に仲間入り卒業後、マウイのカレッジに留学中、突然半生記が受賞しました。

そんな新たなシーズンを迎えて、今エッセンスを分かち合いたい。

<天性の歌い手>というだけでなく、その存在感、溢れる活性のバイブレーションは、光のシャワーのよう。彼女と語り歌い、魂の成長を旅している現在の、自分の位置を確かめてみませんか?

早苗ネネさんHP

 

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ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

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