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なにしおはば 逢坂山のさねかずら 人に知られで 来るよしもがな

by staff on 2019/10/10, 木曜日

♪ なにしおはば 逢坂山のさねかずら 人に知られで 来るよしもがな ♪



絵・千絵崇石
 

読み人:三条右大臣 (さんじょうのうだいじん)

歌意: 逢って寝る! と言う名のさねかずら。それならそのツルを手繰るように誰にも知られないで彼女に 会いに行けたらなぁ! そんな方法ないかしら。

これは全く売れっ子の芸能人なら誰でも一度は ほほ杖ついて考える。恋人との秘密の逢瀬の唄です。この夏 首相官邸で婚約発表をした政治家とタレントさんのカップルが居ましたが、そこに至るまでは内緒に内密に、誰にも知られずにどうやって会おうか、を特に政治家の男性の方は日々考えていたのだろうと推測します。

作者の三条右大臣、藤原定方さんも 公の人なので自分の恋が表ざたになるといろいろと大変だったようで、こんな歌が残されているのでしょう。

令和元年の現代と平安中期では約千年以上も時代が違うのに、人間の心情って殆ど変わらない。特に男女の関係は今でも十分に理解が出来てしまう、百人一首や古今和歌集 そして万葉集などに日ごろ接していると千年二千年などがあっという間に過ぎてしまうタイムスケールを感じます。

今回私は マウイ島の空を眺めながらこの10月号を書いていますが、半月以上も日本を離れると出国前に綺麗に整えてきた髪の生え際に白いものが見えだして、「あらマウイ島の方が髪の伸びが速いのかしら」と驚きます。今日は朝からヘナと言う紀元前から使われていたハーブを使って髪を染めながらこの文章を書いている次第なのですが、この歌の中の”サネカズラ‘ という植物は昔は整髪料として使われていたようで今でも 美男カズラ と言う別名を持っています。きっと平安時代にもすでに髪を整えるために使われていたのではないかと、文献を探してみたのですが見つかりません。その代わり、白髪染めの話が載っている文献が平家物語の中に見つかりました。今回の和歌からだいぶ飛躍しますが感動的な話なので。

時代は三条右大臣が生きていたころから150年ほど過ぎた1183年。
源氏側の大将、木曽義仲の追討に向かった平家側の斎藤実盛はこれが自分にとって最後の戦いになるだろうと覚悟して若々しく戦いたいと 髪を染めて戦場に挑みました。本人はここで討ち死にするつもりだったのでしょう。木曽義仲勢に打ち取られてしまいますが、首実検をしても斎藤実盛だとわからなくて、大将の木曽義仲がその首を池で洗わせたところ、白髪が出てきて本人だとわかります。この史実はもっと最初からのいきさつがあります。

斎藤実盛は、木曽義仲が2歳の頃、戦乱から幼い義仲を助けて逃がしてくれた、敵の武将でした。自分の命の恩人だったわけです。その後平家の衰退とともに、沢山の平家の家来達が源氏に寝返をうっていたにもかかわらず、斎藤実盛は、みじんも自分自身の態度を変えず、平家に忠誠をつくし、この戦いに参戦しました。負け戦とわかって、自分の最後を飾るべく白髪を染めて赴いた戦場でした。彼を打ち取った木曽義仲は、命の恩人だった、敵の老将に死して対面して涙を流したそうです。白髪染めて赴いた死路への旅、70歳の老将の物語を読んで私も泣けました。木曽義仲は斎藤実盛の兜を近くの神社に奉納します。

現在 その兜は 国の重要文化財となり今でも小松市の多太神社に祭られているそうです。

(早苗ネネ♪)

 

迎春

 

ネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)を立ち上げました

日本古来の大和ことばで綴られた和歌を現代の調べにのせて歌う「和歌うた」。私 早苗ネネはもう20年近くこの「和歌うた」を歌い続けています。お蔭様で、じゅん&ネネと共に「和歌うた」は私のアーティスト活動の中心軸となり、多くの方々からご支援を賜り各地で和歌うたライブを開かせて頂いております。

この度立ち上げたネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)は、「和歌うた」とHULAや太極拳などの異文化や全国に受け継がれている伝統文化とのコラボレーションをはかります。世界の民族が持つ固有の文化とその文化の根底にある言霊が「和歌うた」と融合することで生まれる新しい表現をみんなで共有する取り組みです。

「和歌うた」のライブは歌い手と聴き手という構図です。ライブ会場はみんなで一体になって盛り上がりますが、歌い手と聴き手という構図は否めないものがありました。ネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)ではワークショップ形式で参加して下さったみなさんと一緒に作品を作り上げていきたいと考えております。みんなで作った作品にはみんなの愛情が込められています。出来上がった作品はみなさんの元気の源の一助になることでしょう。

ネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)Official Website:
nenegoose.love

 

三十六歌仙CDアルバムによせて

 

10代の頃、じゅん&ネネのネネとして歌っていた時、多くの方から「北の政所のねね様と同じ名前ですね」と言われ、歴史上に残る方と同じ名前を頂いた事で直ぐに覚えて頂き、良い事が沢山ありました。時が経ち、50歳を過ぎた頃にやっと自分のライフワークを見つけ、「和歌うた」を歌い続けて13年程に成りますが2014年の京都高台寺音楽祭に出演させて頂いた折に、三十六歌仙が高台寺様に遺されているのを知りました。その時にぜひ三十六歌仙にメロディーを付けて同じ名前のねね様に奉納したいとの思いを抱き、2015年9月6日、ねね様のご命日に発表させて頂く事に成りました。

和歌のアルバムとしては10年ぶりでやっと二枚目アルバムです。一枚目のアルバム「花のいろは」は蟠龍寺スタジオの仲間に助けられて生まれました。そして今回のアルバムも製作費は今まで私の和歌うたを聞いて応援して下さった方々のご支援で賄われています。暗中模索と無我夢中で今までよろよろと歩いてきましたが、そんな私を支えてくれる大きな愛情に気が付いて、なんて幸せ者なのかしらと思います。有難うございます。これからも自分の道を信じて歩いてゆきます。

早苗ネネ/京都・高台寺 北の政所・ねねさまに捧げる三十六歌仙 『和歌うた』CDアルバムは、 ヨコハマNOWオンラインショップ で販売しております。

 

早苗ネネさん 和歌うたLIVE

 

早苗ネネさん プロフィール

木々や鳥や魚や精霊…人間以外の存在達との交流が当り前に語れるくらい、いのちのひろがりに気づくと、共に生きている喜びや、苦しみや悲しみにもナイーブになる。

心と野生がひとつながりになると……こんな風に人は年を重ねられる。ひとりひとり、ユニークにもっと自分になれる。

早苗 Nene さんは、そういう人生の先駆者です。 感性を解放しながら、40代で高校生に仲間入り卒業後、マウイのカレッジに留学中、突然半生記が受賞しました。

そんな新たなシーズンを迎えて、今エッセンスを分かち合いたい。

<天性の歌い手>というだけでなく、その存在感、溢れる活性のバイブレーションは、光のシャワーのよう。彼女と語り歌い、魂の成長を旅している現在の、自分の位置を確かめてみませんか?

早苗ネネさんHP

 

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