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日本の若者にグローバルになってほしい。NPO法人IMAI研究所 理事長 今井宏美さん

by staff on 2015/8/10, 月曜日

 

NPO法人IMAI研究所 理事長 今井宏美さんNPO法人IMAI研究所
理事長 今井宏美さん
 
お名前 今井 宏美(いまい ひろみ)
お生まれ 横浜市中区生まれ
お住まい 横浜市中区在住
お仕事 株式会社プロソディー代表
NPO法人IMAI研究所理事長
NPO法人IMAI研究所ホームページ
トマティスカウンセラー協会(IARCTC))正会員
トマティス・コンサルタント

どのような少女時代だったのですか?

私の親族にはカメラマンが多く、父はニューグランドホテルで「エクボフォト」という写真館を開いていました。生まれも育ちも横浜市中区の生粋の「浜っ子」です

山手教会のみこころ幼稚園から、横浜双葉の小・中・高校と12年間学びました。
中・高校はバスケット部でした。創造力にあふれている少女でしたね。
三姉妹の末っ子で、姉たちも横浜双葉の卒業生です。

私にとって、12年間横浜双葉で学んだことがかけがえのない財産になっています。

先日、「高周波」英語トレーニングという本を出版するのにあたって、恩師である横浜双葉の千葉校長先生にインタビューさせていただいたのですが、そのときに、千葉先生が仰った言葉、

I was born to love you.
I love you because you are you.
(人は愛し愛されるためにこの世に派遣されてきたこと
そして愛される条件はあなたがあなたであるということ)

は、私が取り組んできた教育の ”個性を生かす その人らしく を掲げた I AM I の教育の根幹になるもので、私が子供たちに伝えていきたいことなのです。

英語教育に取り組むきっかけは何ですか?

卒業後、児童英語教育の先駆けだったコアジュニアクラブという会社で働きました。
幼稚園生から中学生までTBSブリタニカの教材を使って英語を教えました。
7年間ほど勤めていました。
私は元来、子供が好きなのですね。そして子供の可能性を伸ばしていくことに生きがいを感じていました。

結婚して子供が2才になった頃、自宅で英語教室を始めました。
ありがたいことに口コミで広がって、生徒数が60人ぐらいにまで増えました。
私の子供も生徒さんたちと一緒に英語を学んでいました。

「トマティスメソッド」とはどのようなものなのでしょうか?

私が「トマティスメソッド」に出会ったのは、19年ほど前のことです。
最初の出会いは、脳教育本の中の胎児の耳エピソードでした。

「トマティスメソッド」とは、フランスの耳鼻咽喉科医のアルフレッド・トマティス博士(1920-2001年)が、開発・研究した聴覚や発声の改善法のことです。

“聴こえる音しか再生出来ない” という理論から、特別な機器を使い、耳のトレーニングをするメソッドです。耳の筋肉のトレーニングで耳を調整し、コミュニケーションのとり方まで改善してしまいます。

「トマティスメソッド」は、世界各国で語学教育から自閉症等、発達障害のある方々の症状改善にまで、数多くの分野で活用されています。

当時、トマティスメソッドを語学学習に導入に積極的に導入したのは、英語教育で有名な株式会社アルクでした。「トマティスメソッド」に魅了された私は、トマティスコンサルタントの資格を取得して、アルクの横浜センターとして「トマティス横浜センター」を設立しました。

トマティスの聴覚トレーニングは、高周波帯の音や骨導を通しての音など、様々な音で耳の中にある小さな筋肉や聴覚器官を機器を使って刺激することで、「聴く」能力をアップさせます。

トマティスリスニングチェックの様子
トマティスリスニングチェックの様子

マンションの一室で始めたのですが、弁護士や学校の先生、通訳、スチュワーデスなど専門職の方が英語力を増すためにトレーニングに通ってこられました。

うつ病や発達障害などにも効果があるということで、症状改善目的で通われる方々も増えてきて、受講生は、あっという間に100人を超えました。

「トマティスメソッド」の効果は、私自身が体感しています。
日本語と、英語、米語では、捉える周波数帯の特徴が違います。米語が、中周波数帯をメインに捉えるのに対し、日本語は、低周波数帯をメインに捉えます。「聴覚」を鍛えることで、「英語耳」(英語を聞き分けられる聴力を持つこと)を持つことができます。

英語のトレーニングに「トマティスメソッド」が効果があることは、理論的に実証されています。

「トマティスメソッド」を発展させて、「IMAIメソッド」を開発されたそうですね

私は、「I AM I」(私が私であること)がコミュニケーションの基本であると考えています。脳・心・身体を三位一体として働かせ、自己と他者とのコミュニケーションを正しく機能させて、コミュニケーション力を向上させる方法が「IMAIメソッド」です。

現在は、東神奈川駅前で「聴覚教育」を行っています。
また横浜市内の保育園の2歳児から教員まで英語だけではなくコミュニケーションを教えています。企業に出張して実習をすることも多くなってきました。

NPO法人IMAI研究所を設立して、「IMAIメソッド」の普及を進めています。
今年は、韓国で、英語学習者に講演と実習を行いました。

韓国での英語講習会
韓国での英語講習会

最近、力を入れているのが、耳と声を使って家庭や社会に於けるコミュニケーション力を高めるための「聴覚教育」です。「音の聴き方、出し方」「骨導音を使った響き」「言葉のリズムであるプロソディー」など、聴覚を鍛える事で、耳の筋肉を鍛えることを、英語教育のカリキュラムに入れてほしいと思います。

高校でのレッスン
高校でのレッスン

日本の若者にグローバルになってほしいという願いを込めて≪「高周波」英語トレーニング≫という本を2015年6月にIBCパブリッシングから出版しました。この本はCD-ROM付きで、30日間で英語が話せるようになる! というサブタイトルになっています。自分が実践してきた理論を盛り込むために、2年間かけた自信作です。多くの方々に読んで聞いて体験していただきたいです。

「高周波」英語トレーニング
「高周波」英語トレーニング

書籍用に撮影した横浜双葉前のアビーロード風
書籍用に撮影した横浜双葉前のアビーロード風

今井さんにとって「横浜」はどんなところですか?

「横浜」は私の故郷であり、私を作ってくれた街で、大好きな街です。
「横浜」は、世界に門戸を開いている街です。そう、コミュニケーションの街なのです。

私の横浜のイメージは、「赤い靴」です。赤い靴をはいて横浜を飛び出して世界に羽ばたきたいですね。


今井さんにとって「横浜」とは、「赤い靴」です

日本トマティス:http://tomatis-jp.com/
NPO法人IMAI研究所:http://i-imai.org/

<インタビューを終えて>

「トマティスメソッド」と出会って、自分の人生が変わったと話される今井さん。
子供たちに「生きる喜び使命」を伝えていきたい、それが「横浜」で生まれ育った私のアイデンディティーなのですと強調されていました。お嬢様もIMAI研究所の研究員をされていると伺って、今井さんの想いは次世代にも確実に伝わっていると感じました。これからのご活躍を期待しています。

インタビュー・文:渡邊桃伯子

 

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