横浜スケッチ(第44回) お花シリーズ2
ペンネーム 成見 淳
前回号はお花シリーズ。2月の終わりから3月終わり頃までの約一か月ほどの間に黄色いお花の絵を集中的に描いたのでこのタイトルにしました。
新型コロナウィルスの感染拡大によって、首都圏など7都道府県に緊急事態宣言が出されたのが4月7日。その三日後にヨコハマNOWが発行され、いつもの5倍位の方からお便りを頂きました。中には2015年5月の第1号以来初めての方もいらっしゃいました。非常時の不安心理の中で美しい花や風景などにいつも以上に心を動かされ、平常心を取り戻すことが出来るからでしょうか。絵やエッセイが少しでもお役に立つのならこんなうれしいことはありません。そんな思いを胸に頂いたメールにお返事を書きました。
今年は桜の開花が早く、原稿を提出した後の、外出自粛になる前に横浜市鶴見区の馬場花木園にスケッチに行き、それをきっかけにまたお花の絵を描いたので、思いがけず今回はピンクのお花シリーズの続きとなりました。季節柄桜が多かったからですね。
花木園から2点
「馬場花木園東屋」透明水彩4号
花木園は横浜市鶴見区馬場にある小さな公園。周りは閑静な住宅地。もともとは民家で横浜市に寄贈された。正式には馬場花木園とい。ちょうど4年前2016年の横浜スケッチ(第14回)「鶴見区馬場の花木園」に書いているが、当時の描いた絵は今見るととても恥ずかしい。
3月26日、お花の絵が続いていたのでもっと本格的にお花の絵を習ってみたいと思ったところにインスタグラムで廣田幸子先生の教室展を知って桜木町の画廊で初めてお会いし、花木園でのスケッチ会に参加させていただいた。この絵はそのすぐ後に描いたもので、『人物を入れたいなあ。出来れば女性を。』と思っていた所に真っ赤な服を着た女性が通りがかったので「絵を描いているのですが、美しい女性を絵に入れたくて(形容詞を付けたかどうかは忘れた)写真を撮らせてもらって良いですか?」とお願いしたら、快諾頂きカメラを向けると、ピースポーズ。
慌てて「ピースはやめて下さい。出来るだけ自然に。自然なポーズで。」と言うとスマホを見ているポーズをしてくれた。8月の成見兄弟展に出品するつもりだが来てくれるかなあ? そもそも開催出来るだろうか?
「馬場花木園池から」透明水彩6号
これはさらにその後描き上げたもの。池の投影をもう少し暗くしても良かったかな?。
白間津(千葉県南房総市千倉町)
「白間津のお花畑」透明水彩6号
白間津には3年続けて訪れたが、昨年の台風で今年はお花が少なかったので、昨年取った写真をメモ代わりにして描いた。私は人物は苦手で、先生のアドバイスにより人物は後から追加した。
大岡川沿いの桜
大岡川(模写)透明水彩4号
4月から赤坂孝史先生の教室がコロナウィルスのため外出自粛となり通信講座に代わっった。教材を見て自宅で模写しメールで送り、返信された添削とコメントに従い修正したのがこれ。タイトルは不明だが場所は上大岡駅近くの大岡川と思われる。
「大岡川の桜」透明水彩6号
模写と似たような構図で、忘れないうちに描くと自分のものになる、という事を素直に実行すべく、昨年自分で撮影した同じような構図の画像を見つけて描き上げた。
「赤坂孝史教室オンライン展」
新型コロナウィルス感染拡大の影響で、毎年恒例の「赤坂孝史教室水彩画展」も下記のように早々と中止となった。その代わり、という訳でもないが先の見えない不安と重苦しい自粛ムードの中で、何とか希望と勇気を取り戻したくて「赤坂孝史教室オンライン展」を企画・提案し「赤坂孝史教室オンライン展」を開催することになった。
今までの教室展は地域的な制約から会場は横浜、出品者は関東のみであったが、オンライン化により関西の生徒も参加できるようになった。また、教室がお休みとなり通信講座となったのを機に4月から全国展開のオンラインゼミが始まり、関東、関西だけでなく全国の生徒が出品できるようになった。
すでに作品は集まって来ており、7月1日からネット上でオープンする。
さらにインスタグラムの私の作品をご覧になったスイス、インターラーケン在住のミツイヒロミさんからコメントを頂き、メールのやり取りからオンラインゼミに参加、オンライン展にも出品頂けることになった。全国展開どころか海外にまで広がって行った。
出品予定
6月18~21日 国際水彩画交流NET展 新潟県民会館、日本国際水彩画交流会公式UTube
7月 8-14日 赤坂孝史教室水彩画展 ギャラリーダダ(横浜そごう9階) 中止
8月 5-11日 ギャラリーダダ アートフェスティバル展(公募展)(横浜そごう9階)
8月12-18日 成見兄弟展 ギャラリーダダ(横浜そごう9階)
筆者紹介
![]() |
|
ヨコハマNOW 動画
新横浜公園ランニングパークの紹介動画 | ||
![]() |
ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。 |
横浜中華街 市場通りの夕景 | ||
![]() |
横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。 |
Comments are closed.