「ザール渓谷に歴史を刻む名門、シューベルト家」と「中央モーゼルの名門、プリュム家」
写真)マキシミン・グリュンハウス
ザール渓谷に歴史を刻む名門、シューベルト家
10世紀モーゼル川の支流ルヴァー川の合流する上流のメルテスドルフ村に、ベネディクト派の聖マキシミリアン醸造所が建築されました。その一部にあるセラーはローマ人により造られたもので、当時の導水管の一部が現在も保存されています。 永年修道院により維持されてきたブドウ園は19世紀初頭に還俗され、1882年よりシューベルト男爵家の所有するところとなりました。 |
シューベルト家のエチケット |
現在、領主館はブドウ園を含む広大な領地に森林と牧場があり、マキシミン・グリュンハウスと呼ばれています。22haのブドウ園はすべてルヴァー川に面した丘の斜面に広がり、古世代の粘板岩上に栽培されるブルーダーベルク(Bruderberg)、アプツベツク(Absberg)、ヘレンベルク(Herrenberg)の三つの畑に分かれていますが、すべてシューベルト家が所有しています。三つの畑からはそれぞれ個性の違いは若干ありますが、きびきびしたエレガントな酸を待つ、美しい果実味豊かな均整のとてたワインが生まれています。
『日時計』で知られる中央モーゼルの名門、プリュム家
モーゼルワインの中心地 ベルンカステル(Bernkastel)市の背後の丘陵に続きグラッハ(Graach)、ヴェーレン(Wehlen)と銘園を育てる丘陵がモーゼル川に面して連なっています。特にヴェーレンの丘陵の大斜面に広がるブドウ畑の中央に、巨大な日時計が望まれます。このブドウ畑では12世紀よりプリュム(Pr?m)一族により何世紀にもわたり、ブドウ栽培を続けてきました。1842年、一族のひとりヨドクス・プリュム(Jodocus Pr?m)は当時時計を持たない人々のために、畑の中央に存在する大きな岩板に日時計を建設しました。 そこで、このブドウ畑は『日時計(Sonnenuhr)』と呼ばれるようになりました。日時計は当然のことながら太陽に対し正確に時を刻むために真南に向いていなければなりません。 日時計を望むモーゼル川の対岸にプリュム家の領主館はあります。 石造りの何世紀も経た堂々たる建物で、丸天井のセラーには大量の木樽と古稀ワインが保存されています。 現在は、当主のマンフレット・プリュム博士(Manfred Pr?m)が継承し、栽培から醸造、熟成までこだわりのある造りをおこなっています。風化したデヴォンシーファー(古世代の粘板岩)の土壌で栽培され、モーゼル川を前面に陽光を受け育つリースリングのブドウからは、新鮮で生き生きとした奥深い酸味をもつ調和のとれた力強いワインが生まれます。 |
プリュム家の領主館
日時計の畑
プリュムのエチケット |
(文・写真:ワインブティック伏見)
ワインブティック伏見
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