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絵本から笑本へ(第13回) 絵本のある場所。~図書館~

by staff on 2017/5/10, 水曜日

ちょうど一年前。

2016年5月から始まりました。
連載コラム『絵本から笑本へ』

そして今。
まさに今。

絵本作家 保科琢音『絵本から笑本へ』原画展が
都筑区中川にある「シェアリーカフェ」にて開催中です。

とても素晴らしい形で一周年を迎えられた事に、
本当に感謝しています。

そして、今回から

『絵本から笑本へ』連載第二期の始まりです。

前回までの一年間で、
「絵本作家として、生きていく決意。」
を、おしゃべりしてきました。

一年をかけた決意表明!
長い!
長すぎる決意表明!

ですから今回からは、
「絵本のある場所、絵本作家のいる場所。」
について、おしゃべりしていく事にします。

テーマは「場所」

場所に絡めた、
絵本であったり、
絵本作家のあり方であったり、
について、おしゃべりしていきます。

そして今回の場所は「図書館」。

まぁ絵本といえば「図書館」という位。
絵本と図書館は密接な関係ですよね。

ぼくは絵本作家になる前に、
公共図書館に10年間勤めていました。
だからこそ言える事があります。

絵本にとって図書館は、2通りに別れます。

「守りの図書館」か、
「攻めの図書館」か。

2つを簡単に説明してみます。

まずは…守りの図書館。
昔から読み継がれてきた絵本を中心に蔵書。
俗にいう「名作絵本」や「課題図書」が多く並ぶ。

守りの図書館の良い所は、
子どもの頃に読んだ絵本が、図書館に行けば必ずある事。
自分が親になったとき、
子どもにも自分が好きだった絵本を読ませてあげたい。
そんな願いが叶う図書館。
まさに図書館本来のあり方だと思います。

ただ、
有名絵本作家の新刊は蔵書するが、
新人絵本作家の絵本を蔵書する事は稀。

つぎは…攻めの図書館。
名作絵本や課題図書も蔵書はするが、
新刊絵本や新人絵本作家の絵本も随時並ぶ。

攻めの図書館の良い所は、
新しい絵本にたくさん出会える事ですね。
各図書館で蔵書する絵本の内容が違うので、
攻めの図書館をめぐれば、色いろな絵本に出会えます。

ただ、
あくまでも選書をしているのはその図書館の司書が中心。
センスが片寄っている図書館もあるので、
正直アタリハズレもあります。

本当に簡単にですが、

2つの図書館を説明してみました。

守りの図書館が良いか。
攻めの図書館が良いか。

それは人それぞれの好みだと思います。

ぼくは、東京都渋谷区の図書館で6年間。
地元横浜市の図書館で4年間。
図書館職員として勤めていました。

あえて言います!

横浜市の図書館は「守りの図書館」で、
渋谷区の図書館は「攻めの図書館」です。

かなり、ぼく個人の見解が強いですが。
なんか、方々に怒られちゃわないかな。
んーま、いっか。本当の事だし。

絵本作家として活動している今、

やはり攻めの図書館を応援します。

横浜市の図書館はもうちょっと攻めてほしいですね。
まだまだ無名の絵本でも、面白い絵本はあるよ。
つまりは、ぼくの絵本位は蔵書してよ!って事。

まぁ、負け惜しみです。

横浜市の図書館はもっと上手に使ってほしいですね。
そりゃまだまだ無名の絵本作家かもしれないけど。
地元にこんなに面白い絵本作家がいるんだから。

まぁ、負け惜しみです。

日本一の絵本作家になる為に生きているのだから、
地元横浜市の中で位は、飛び抜けないとですね。
是非是非、絵本作家 保科琢音をよろしくお願いします!

はい、負け惜しみからの
宣伝です。

『絵本から笑本へ』
また、次回。

(文・イラスト:保科琢音

イベントスケジュール

最新のイベントスケジュールは こちら をご覧ください

筆者紹介

 

絵本作家 保科琢音
1983年、神奈川県生まれ。
横浜市の小・中・高を卒業。
公立図書館に10年間勤める。
2013年、絵本「あっかんべー」出版。
絵本作家の活動として、絵本や紙芝居の製作だけでなく、「読絵ん会」という名の「読み笑わせ」口演を行っている。
神奈川区三ツ沢下町にある「笑がおが 集まる みんなの広場 おかげさま亭」プロデューサー。
 
また、落語家「絵書家 筆之輔」としても活動。
2013年、横浜市職員落語愛好会会長に就任。
漫才コンビ「ワンダフルワンダ」としても所属。
 
目のおおきな妻とほっぺのやわらかい娘と、おもしろおかしな三人暮らし。

ヨコハマNOW取材記事
「僕にとっての横浜は「未来へ笑がおをつなぐ街」。絵本作家の保科琢音さん」
http://yokohama-now.jp/home/?p=13904

『読絵ん会(どくえんかい)』の様子を動画でご覧下さい。

 

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ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
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